スカイマークが09月の札幌線スカイバーゲン運賃を5000円に設定することが明らかになりました。何でも、札幌線搭乗者数が100万人になるのを記念してということです。スカイマークが2006年04月に札幌線を開設した当時は、非常に低い搭乗率でしたが、最近ではなかなか好調な数字を出しています。やはり、撤退と就航を繰り返すのではなく、「この路線でずっとやっていくぞ」という意気込みでなければ、客はついてこないということでしょう。
又本日、スカイネットアジア航空が09月01日から開設する鹿児島線の時刻も発表されました。嘗て2002年04月から4年間、スカイマークエアラインズ(当時)が鹿児島線に就航していました。当時の便数は、2003年12月18日まで1日3往復、19日からは1日4往復でした。今回スカイネットアジア航空が発表した時刻表によると、1日3往復の予定になっており、この程度の便数が適正なのでしょうかね(私の個人的且つ絶対的な尺度によるとちょっと少ないと感じます)。
更に、SNAの長崎線・熊本線については、09月01日に減便が実施されることも明らかになりました。現在それぞれ1日6往復していますが、2往復ずつ減便され、1日4往復ずつになります。長崎線・熊本線は開業以来搭乗率の低い状態が続いていたので、ここで大鉈をきることになったのでしょう。これが乗客の更なる逸走に繋がらないことを願っています。
JRバス関東の2007年06月15日・16日高速バスダイヤ改正の概要が発表されました。
1. 06月15日東京~知立・刈谷・知多半田間に「知多シーガル号」運行開始!…東京~知立・刈谷・知多半田間に高速バス「知多シーガル号」昼行1往復・夜行1往復が開設されます。元々東京まで直通する交通機関の無かったところでしたが、この路線開設によって東京と直接結ばれることになります。東京から知多半田までは片道5000円、往復8200円ですが、07月06日発売分・07月12日乗車分までは往復6000円のお試し価格になります。東京に行くのに名古屋まで行って折り返すのが煩わしいと感じた方は是非どうぞ。
2. 06月15日横浜~水戸間ベイライナー水戸・横浜号廃止!…横浜~水戸間の昼行高速バス「ベイライナー水戸・横浜号」が廃止になります。現在6往復が運行されており、そのうち3.5往復はみなとみらいQueen's Squareまで乗り入れています。この区間を電車で移動しようとすると、横浜~東京~上野~水戸となります。東京で乗り換えて更に上野で乗り換えるのは億劫ですし、かといって横浜から上野まで京浜東北線で乗り通すのは時間がかかりすぎます。このことから、高速バスの需要は少なくないものと思われますが、如何せん横浜⇔水戸間の流動そのものが余り大きくなかったようです。
3. 06月16日新宿~新静岡間に駿府ライナー運行開始!…新宿~新静岡間に、昼行高速バス「駿府ライナー」が運行を開始します。1日6往復、所要時間は下り2時間59分、上り3時間01分です。新宿~新静岡間の片道運賃は2850円、往復運賃は4500円です。これは、現行の東名ハイウェイバスの東京駅~静岡駅間の運賃とそれぞれ同額ですが、駿府ライナーには学割運賃の設定が無いので、学生なら東名ハイウェイバス、一般の方で目的地が新宿周辺であれば駿府ライナー、と使い分けるのが良いでしょう。
要約すると、つくばエクスプレスの開業によって、東京駅~つくばセンター・筑波大学間の高速バス〔つくば号〕が窮地に追い込まれているが、様々な企画乗車券を発売して応戦している、という記事です。
これらの記事中に、「東京トク割」なる回数券が紹介されています。2008年03月末までの期間限定で、上り便(東京駅行き)のみで使うことが出来ますが、お値段は3枚綴りで1900円と、格安の価格設定が為されています。
ところが、関東鉄道やJRバス関東のウェブサイトには、「東京トク割」についての記載が全くありません。上記の朝日新聞の記事によると、この「東京トク割」は2007年04月下旬から発売されているようですが、ウェブサイトにも載っていないとなると、関東鉄道は今すぐにも〔つくば号〕を廃止したいのか?と勘繰ってしまいます。
北九州の新しい翼、スターフライヤーの2007年04月・05月の運賃体系が発表されました(プレスリリースはこちら)。
それによりますと、04月以降は、期間限定のバーゲン型運賃「STAR LIMITED」を休止し、「STAR28」(搭乗28日前までの事前予約運賃)の一部便を値下げすることになりました。しかし、STAR28の日中の便には値上げになった便もあり、価格に差をつけることによって搭乗率の平準化を図ろうとしているのでしょうか?
又、普通運賃・往復運賃なども軒並み値上げになっており、昨今の原油価格上昇の影響か、はたまた搭乗率が振るわないからなのでしょうか。機内サービスは大手2社よりも一歩先んじたものなので、認知度が上がればリピーターは増えるのではないかと思います。
そして、昨日(01月29日)、ANAが02月01日に「旅割」の06月30日搭乗分までの先行受付を始めると発表しました。幾らなんでも早過ぎだ!と思ったら、本日、JALも追随して02月01日に「先得割引」の06月30日搭乗分までの先行受付を始めると発表しました。
う~ん、最近は航空券の早売りがブームなのでしょうか。対照的に、スカイマークは事前予約運賃の売出日を遅くしています。両者のどちらがより受け入れられるのでしょうか。今後に注目です。
2007年05月27日追記…STAR LIMITEDは2007年06月搭乗分より復活しました!